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ウエルカム トゥ トンマッコル 
第8回
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ストーリー/寸評

映画観覧前]
俳優に対する好感度―カン・ヘジョン、シン・ハギュン、チョン・ジェヨン:★★★

[予告編に対する好感度] ★★★★

私が劇場で映画を見て感動をするのには二通りある。
まず全く期待していなかった映画がとてもよかった場合と、とても期待していた映画がその期待を思い切り満足させてくれた場合である。

「ウエルカム トゥ トンマッコル」、この映画は後者に該当する。まず私はチャン・ジン監督がとても好きである。そのせいで映画に対する期待がとても高かった。

しかしチャン・ジンに対する偏愛の感情からではなくても、この作品に関しては友好的な評価を下すしかない。

ファンタジー映画を標榜するこの作品は、まず映画の設定自体がとんでもない。

国軍と人民軍、そしてアメリカ軍がひとつになって、連合軍の爆撃で抹殺の危機にある村の住民たちを助けるために、「世界で一番美しい合同作戦」を繰り広げるという物語。

私は韓国戦争でこのような事があったという話を一度も聞いたことがなく、たぶん人類が戦争を始めて以来このような事例が一度もなかったことは明白だからである。

連合軍が下した決定はちょっと非人道的に見えるが、戦渦ではさらに大きな犠牲を防ぐためにはどうしようもなかったことである。

従って私たちは「こういうことでもしなけりゃ誰も俺たちを覚えていない。だからただ逃げよう。」と叫んだソ・ジェギョンのセリフにある程度うなずくことができる。

しかし、この映画が輝く瞬間はここからである。彼らは死の脅威をものともせず、「子供のように生きよう」という意味で作られた村、トンマッコルの純粋な住民のために、自分たちの全てを捧げようとするのである。

まさにこの瞬間、私たちを縛っている理念や価値観は意味をなくし、私たち全てが子供のように何も考えずに楽しく暮らせたらどれだけいいだろうという感傷を呼び起こす。

もちろん人々の中には、誰もがおとなしくはまるこの映画を巡り、幻想に浸りすぎて現実を回避していると指摘する人もいる。

もちろんそういう部分もないわけではない。しかし映画は私たちに現実を伝えてくれるが、限りない幻想も植え付けてもくれる。
そして私は仮にこの映画が見せてくれるファンタジーが虚像であっても、そのようにいつも夢見て暮らしたい。

この映画は新人らしくないパク・グァンヒョン監督の熟した演出が目立つ一方、(苦労して参加を求めたヒサイシジョーの音楽もはずせない)全体的に俳優たちの活躍が大きい作品である。
しかしこの映画全体をひっくるめて刻印される一人の俳優はまさにカン・ヘジョンである。

頭がおかしいが誰よりも純粋なヨイル役の彼女は、この映画の中心でありすべてである。

あぁ彼女の少女のような微笑が頭を離れない。

[観覧後] 俳優に対する好感度―カン・ヘジョン、シン・ハギュン、チョン・ジェヨン:★★★★☆

[映画に対する満足度] ★★★★☆

 

製作年度 2005年8月
製作国・地域 韓国
上映時間 133分
監督・脚本 パク・クァンヒョン
製作総指揮  
原作
脚本  
音楽  
出演 カン・ヘジョン,
チョン・ジェヨン,シン・ハギュン
バックナンバー
第1回 オールドボーイ
第2回 拳が泣く
第3回 気まぐれな唇
第4回 恋愛の目的
第5回 女高怪談4-声
第6回 B型の彼
第7回 私の頭の中の消しゴム


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