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私の頭の中の消しゴム
第7回
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ストーリー/寸評

死より切ない別れがある。

恋に落ちて、結ばれて。
そんな幸せなふたりの前に、彼女の記憶が消えていくという悲劇がたちはだかる。
愛する人は目の前にいるのに、手を伸ばせばそこにいるのに、まるで見知らぬ人のように、自分が忘れ去られていく絶望。
そして、愛を忘れたくないと願いながらも、自分の中の記憶がまっ白に消されていく恐怖。
別れでもなく、死でもなく、忘却によって愛が終わっていく・・・。

この物語には、数々の記憶すべき愛の瞬間がある。
最初のキスの柔らな感覚。愛する人が初めて「愛してる」と言った時の吐息。それは幻想的で、強烈にきらめく。
しかしその瞬間が大切であればあるほど、その記憶を失っていくこと、そしてまた、その記憶だけに生きていくことは、痛ましい。

愛の面影を必死に求める女と、愛の記憶に生きる決心をする男の姿は、
生きている喜びと記憶の尊さを実感させ、かつてない心からの感情を呼び覚ます。

“私の頭の中の消しゴム”、彼だけは消さないで…。

「もう優しくしなくていいよ。どうせ忘れちゃうから。」
「俺が覚えていてあげるよ。俺は君の記憶で、君の魂なんだ。」
「すべての記憶の中で最後まで残っているものが、あなたとの想い出でありますように。」

忘れられないセリフと、どこまでも美しいシーンの数々。
そして男と女のリアルな距離感を創り出すのは、圧倒的な存在感を誇り、他の追随を許さない韓国映画界のカリスマ俳優チョン・ウソンと、
完璧な美貌と才能としか言いようのない演技力を持つ、新たなラブストーリーの女王ソン・イェジンである。
2004年11月、韓国で3週連続NO.1という大ヒットを記録した本作は、
韓国映画界のラブストーリーを新たな次元に導き、世界中の人々の心に涙の落ちる音を響かせる。

愛することの意味、究極の愛のかたち。そして希望が、かすかに絶望に打ち勝つエンディング。
今いちばん新しくて、クラシックな愛の物語がここにある。

製作年度 2004年11月
製作国・地域 韓国
上映時間 117分
監督・脚本 イ・ジェハン
製作総指揮 チャ・スンジェ
原作
脚本 イ・ジェハン
音楽 キム・テウォン
出演 チョン・ウソン, ソン・イェジン

10月日本上映。。
バックナンバー
第1回 オールドボーイ
第2回 拳が泣く
第3回 気まぐれな唇
第4回 恋愛の目的
第5回 女高怪談4-声
第6回 B型の彼
 


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