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仏国寺(プルグクサ)は新羅人がこの世に造り出した仏の国である。新羅人は3つの世界を仏国寺に造ろうとした。俗世の反対の意味で宗教的な理想郷、つまり悟りの世界がその一つである。
もう一つはいわゆる極楽世界である。極楽の世界には苦しみがなく、誰もが安らぎを感じるという。最後は蓮華蔵世界である。蓮華蔵世界は発願と修行によって清められた広大無辺の世界を意味する。
仏国寺にある青雲橋(チョンウンギョ)と白雲橋(ペグンギョ)を渡って紫霞門(チャハムン)を通り抜けると大雄殿が現われ、ここが釈迦がいる悟りの世界なのである。
青雲橋と白雲橋には33段の階段があるが、この33段の階段は33天を象徴しており、俗世の欲と煩悩を断ち切ろうと努力する人々が歩いて上る。仏の国と衆生の世界を階段で分けているのである。紫霞門は俗世の煩悩を紫金色の光明で洗い流し、仏の世界へ入っていくための関門の役割を果たしている。
極楽世界は蓮華橋(ヨンファギョ)と七宝橋(チルボギョ)を渡って、安養門(アニャンムン)を通ると極楽殿があるのだが、ここが極楽の世界である。極楽世界には阿弥陀仏がいるが、極楽殿の仏像が阿弥陀仏なのである。安養は極楽のもう一つの名前で、安養門は極楽世界に入っていく門という意味を持っている。蓮花蔵世界は大雄殿の裏の毘盧殿である。蓮花蔵世界は毘盧遮那仏がいる。
宗教を問わず、新羅の人々がここに造り出そうとした仏の世界を感じることができる。静かにたたずむ山寺に新羅人の大きな志を感じ取ってみよう。
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<歴史>
* 751年頃 新羅の景徳王の時代、宰相の金大城(キムデソン)によりに建立される。『三国遺事』には金大城が現世での父母のために建立したと記述されている(『三国遺事』巻五・孝善・大城孝二世父母 神文代)。
* 盛期の8世紀には約60棟の木造建物からなった。
李氏朝鮮第4代世宗の時代、18寺院を残し、それ以外の寺院はすべて破壊された。このとき18寺院に含まれなかった仏国寺は破壊された。(朝鮮の仏教)
1593年 文禄の役の戦乱により、仏像・石棺・宝塔以外が焼失。
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1604年 この年より次々と再建が始まる。
日本の朝鮮統治時代までに荒廃する。
1973年 発掘調査後、改修工事で無説殿、観音殿などが再建される。
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<主な構造物>
* 青雲橋・白雲橋(청운교・백운교)
大雄殿正面の紫霞門に掛かる石橋。751年の時から存在している遺構と考えられている。上段の16段が白雲橋、下段の17段が青雲橋である。合わせて33段であるが、仏教で33は未だ仏の境地に達せずという意味である。国宝23号。
* 蓮華橋・七宝橋(연화교・칠보교)
青雲橋・白雲橋と同じ形式の石橋であるが、規模は小さめである。国宝22号に指定。
*大雄殿(대웅전)
仏国寺の本殿にあたる。681年ごろ創建されたと思われる。1765年に再建。
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<宝塔>
* 多宝塔
高さ10.4m。新羅時代751年の作と推定されている。四面に階段が設置されまた、塔下部は四本の柱で支えられている珍しい塔の形状をしている。また塔の周りには石獅子が配置されていたが、現在では1体だけが残っている。国宝第20号。
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釈迦塔
高さ8.2m。新羅時代の三層塔。国宝第21号。1966年には復元工事中、塔中央部から世界最古級の木版印刷物である『無垢浄光陀羅尼経』が発見される。
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*ホームページ
:http://www.bulguksa.or.kr/
*アクセス
東海南部線慶州駅・仏国寺駅や慶州高速バスターミナル・慶州市外バスターミナルなどから市内バス(日本の路線バス)に相当)利用。
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